モッズパーカー: Style Or Utility

2016年6月22日
英国ファッションのアイコンとして君臨し続ける「モッズパーカー」。もともとはUSアーミーの軍服で、後に60年代初期のモッズがスクーターに乗る時のマストアイテムとなり、それが世代をいくつもまたいで若者の流行であり続けています。
第二次世界大戦後ー50年代初め、極寒の韓国でのUSアーミーの活動でモッズパーカーが登場し、「N3Bシュノーケル」よりも特に「M51フィッシュテール」が目立っていました。
初めに英国のモッズに注目されたのは、きれいにキメた洋服がスクーターに乗るときに汚れないように守る機能を果たすコートとして、そしてそれは大量生産のおかげでどこのミリタリーサープラスストアでティーンエイジャーでも安く手に入れる事ができたのです。

その後の人気はまさにこの機能性からでした。もともとは戦うユニフォームとしてデザインされていたので、どんなテイラードスーツもカバーできる大きさと、バンクホリデーに海辺へいくのにも耐えられる頑丈さがありました。
フォックスファー付きのフードと足元の裾をしぼれる「フィッシュテール」はビーチで眠りにつけるほど暖かく身を包んでくれました。
そしてもちろんスクーターの故障時には修理中に洋服が汚れないようにパーカーを地面に広げて敷くのに重宝されていました。

またポップアートに夢中だったモッズが着こなしをアレンジしやすいアイテムでもありました。
パッチ、バッジ、スローガン、ユニオンジャックやターゲットマーク等をミリタリーグリーンのパーカーに足して彼らは自分たちを表現していました。

“Utility1”


また、1964年にブライトン、ヘイスティングス、またマーゲイトといった海辺のリゾートで闘争を起こした新聞記事にモッズパーカーを着た若者の写真が載っていたことから始まり、後にThe Whoの1973年のアルバム「Quadrophenia」のジャケット、またそのアルバムに影響を受けた1979年の映画などから、モッズパーカーは、自由を主張する若者の象徴、またカルチャーとして確固たるものとなりました。劇中で、フィル・ダニエルズ演じる主役のジミー・クーパーがモッズパーカーを着ていたのも、その時代の象徴的なイメージです。

モッズパーカーは70年代後半のモッズの復活まで堪え、その後90年代のブリットポップのスターの登場でまた注目され、Blurのデーモン・アルバーンはそのルックスで人気があり、Oasisのリアム&ノエル ギャラガーがパーカーに自分たちの主張を表しました。
リアムは1968年製造のUSアーミーの「M65」モデルをフードをとって着用などクラシックなモッズのスタイルとは違う着こなしをしています。(フードレスモッズパーカー)

“Utility2”


またジャン・ポール・ゴルティエやアレクサンダー・マックイーンなどのファッションブランドにも取り入れられ、キャットウォーク用に再デザインされました。ケイト・モスはVogueの表紙だけでなく、フェスティバルやイベントなどにも着ていました。
モッズコートやモッズパーカーはあの時も、今も、新鮮でかっこいい特別なアイテムなのです。

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